機械仕掛けの心臓

心臓の蓋をパカリと開けると、そこには機械で出来た心臓がありました。

身体中には回路が巡り、ビリビリとした電気をはしらせます。

それを私たちは知りません。
機械であることを知らずに人間として暮らすのです。
ですから、心臓の一部は黒くなってしまったのです。

決意した女

筆ペンで描いたらくがきです。

天に向かって、女の想いが昇華していく様をイメージしました。

新しい姿になるため「生きる」ではなく「生きた」と表現します。
またそれを評価したのは他者ではなく自分です。

アイの風は無色となりて

私が18歳のときに描いた詩の冒頭です。
この文だけは異様に覚えいて、ふとした時に復唱したくなります。

布団の中で寝てるときにふと「寂しさの色は苦しさの色」という言葉を思いついて、流れるように頭の中には、夜の路地の電灯にユスリカ(羽虫)が群がる姿を覚えました。
すごく虚しい映像で、言葉に落とし込んだのきっかけです。

風ナク。

風にぶわ〜〜っっって打たれる少女を描きたくて描きました。

凛々しい女性や少女が好きで、よく描きます。
憧れます。

久々筆ペンも使いました。
実家暮らしの頃はよく父の筆ペン借りて、色々描いていました。

ふで

詩から派生して産まれた絵です。

「憧れて
 疲れ果て
 掴めぬものと
 押し殺し
 へこたれぬ
 諦めぬ
 我がこころ抱く
 一人であるか
 共にあるか
 分からぬ今と
 歩き泣く。」

上手くいかない時ほど、頑張ろう、とがむしゃらになって。
たまにこうやって言葉にして、客観視して、落ち着かせています。

機械仕掛け

片目を失い、機械と植物に侵食された少女。

ペン画にハマっていて、とにかく描きたい!と夢中で描いた絵です。
夜通し描いていた記憶。

機械を身につけた、異世界線上の人間。
儚さと神秘さが相まって「ぞくっ」とするので、物語で登場するとテンション上がります。