地球の声

第29回文学フリマで手売りした詩集の表紙絵です。

初の万年筆画でして、実に7時間をも要しました。

スーツを来た地球が、真っ二つに釘で貫かれています。

そして、釘で分け隔てられた世界は、密集と過疎。

それから、未来と過去です。

お父さんへ

父の日に、私の父へ贈った絵です。

父は茶色の眼鏡をかけているので、お地蔵さんもかけています。

父は不器用な人ですが、娘想いの繊細で優しい父です。

これを渡した時も何も言いませんでした。

けれども今は、それが父なりの愛なのだと思っています。